大学に行くことの機会費用
経済学の十大原理のうち、第二原理は、
「あるものの費用は、それを得るために放棄したものの価値である」
です。
この言葉だけでは、抽象的なので今回は、「大学に行くこと」を例に説明してみたいと思います。
大学に行くことの費用を考えれば、普通は学費や教科書代を考えますよね。
しかし、経済学の考え方では、費用はもっと高くなります。
大学に行くことは義務ではないので、大学に行く人もいれば、働く人もいます。
大学に行くということは、その間に働いていたら稼げていたはずのお金を放棄したことになるのです。
もし、一年間で350万円稼げていたとしたら、その350万円は大学に行くことの費用になるのです。これを大学に行くことの機会費用といいます。
つまり、大学に行くことの費用はとてつもなく高いものなんです。
そして、その費用を親が払ってくれているから、大学に行くことができているんです。
私自身も含め大学に行っている人は、大学に行くことをその機会費用以上のものにしなければいけません。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。